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2009年08月31日

考える時間

常日頃思っていることですが、
考える時間って、本当に無駄ですよね。
もう涙が出るぐらいに無駄、無為、虚無・・・・

考えることが無駄だと言ってるんじゃありません。
いくら考えても答えが出なくて、
考える時間が長引いてしまうのが無駄なんです。

何を考えるにしても、瞬時にひらめいて、
的確・適切な答えをひねりだせれば、
一度きりの大切な人生をずいぶん無駄にすごさなくてすむと思うのです。
そうすれば仕事もうまくいって、言うことナシ。

我々のような仕事の場合、考える時間の長短は死活問題で、
何をするにしても短いほうがいいに決まってます。

企画の内容を考える、企画のタイトルを考える、キャッチを考える、
取材予定の段取りを考える、どうやって企画を通そうか考える、
カメラマンは誰にしようか考える、どうやれば売れるか考える、
あれとこれの優先順位を考える、どこへ行こうか考える、
レコ評をどう書こうか考える、企画のリードを考える、
インタビューの質問を考える、次号の内容を考える、
ブログに何を書いたらいいか考える・・・・・とかね。

タイトルなんかパッと思いつきで決めればいいと思う人もいるでしょう。
どっこいそうはいかないんです。
これがいくら考えても浮かんでこないことがあります(その方が多い)。
かっこよく言えば、無からの創造。
しかし、実はこれまでのインプットから引っ張り出してくるしかないわけで、
乱暴に言えば、結局は、どれだけ自分の中に詰め込んで、
似たような場数を踏んで、吐き出してきたか。これに尽きます。

以前にも書いたような気がしますが、
やっかいなのは、物事の本質を表す言葉は
おそらくひとつかふたつしかないということ。
答えが出ない時でも、本質の正体はもやもやとわかっています。
これはこういうことなんだろうと。
もう直感と言っていいです。
でも、なかなか言葉にできない。
時間がかかります。

インタビューの前説として書くリードなんか、
書くべきことはわかっているのにもかかわらず言葉が出てこない。
地獄です。

で、幸いにして言葉をひねり出した時に感じるのは、
結局はロジカルに考えると、そこにしかたどり着かないということ。
しかも、たいていの場合、それは直感の告げていた場所なんです。
なのになんで時間がかかるんだ!?

ごくまれに、瞬時に答えが出ることもあります。
これはもう人知を超えたものとしか言いようがないというか、
そういうこともあるとしか言いようがありません。
ふと口をついて出た言葉が、ピタリと物事の本質を言い表し、
誰が見てもその通りに違いないと自信を持てる瞬間、
たま〜にそういう瞬間があります。こういう時はうれしいです。

ま、いずれにしても熟慮したことと直感が告げたことが
結局は同じになるパターンというのは本当に多いです。
それなら、論理的思考を心がけ、
初めから直感が不当な偏見を含まないように
頭を鍛えておく他はないわけですが、
じゃあどうやって鍛えたらいいのかよくわかりません。
この方法をまた考えなくてはなりませんね。

ただ世の中には、何かにつけ瞬時に答えを出し、
あれこれ迷わずすぐに決めて、しかも結果もOK、という人がいます。
いるんですよ、こういう人が。
どうしてこういうことができるのか不思議でしょうがない。
こういう人の能力にあやかることはできないのでしょうか。

これは余談ですが、おいらには30年以上も考え続けていることが山ほどあって、
折に触れてはその答えは何かと追求したりするわけですが、
まあ、見事に徒労に終わるわけです。もう疲れました。

考える時間の短縮。
40過ぎたおいらの目下のところの目標はこれです。
何事も瞬時に答えを出すべし。
もう人生も半分すぎちゃったし、これからもこの調子で考え続けたら、
いくら時間があっても足りませんので。

結局、人間は考えないのが一番ラクなんです。
たぶんそういうことなんでしょう。

それはそうと、ギター・マガジン10月号はもうすぐ校了です。
現在、猛烈に校正中。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 2009年08月31日 23:22

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