« 哀しみの恋人達 | トップページ | キラリと光る今剛のStudio Cat その2 »

2007年08月23日

キラリと光る今剛のStudio Cat その1

qrcj1012.jpg
▲今剛『Studio Cat』

久々に80年の私的名盤ファイルをつづってみようかと思います。
そもそもこのコーナーは,ギター・マガジンの創刊25年を記念して始めたもので,
その創刊年にあたる80年の名盤を
思い出すままにファイルしてみようと思ったわけです。
あくまで「私的」名盤ですから,世間の評価とかけはなれようが,
少々マニアックなものが混じろうが,そんなことはどうでもよく,
ただし,ギター的に面白い,そういうものをチョイスしました。
これまでのファイルは右の「80年代の私的ギター名盤ファイル」に
まとめてストックしてありますので,ぜひお読みになって下さい。
ま,いつも書いているように,音楽がデータでなかった頃の幸せな話ですよ。
当時の甘酸っぱい想い出やら,個人的な感慨なども
多分に含まれていることをお断りしておきます。

今回取り上げるのは今剛の『Studio Cat』です。
80年に発表された唯一のソロ・アルバムが,このたび奇跡の紙ジャケ化!
いや〜,すごいことです,これは。

今さんについてはギター・マガジンを長年ご愛読下さっている方には
釈迦に説法でしょうが,知らない人のために書いておくと,
30年以上に渡って常にファーストコールの地位を保ち続けている,
超一流のギタリストです。
ファーストコールとは,セッションやレコーディングにおいて,
一番に声をかけられる,という意味です。
参加したレコーディングやライブは数えきれず,
現在でも井上陽水,宇多田ヒカル,今井美樹などなど,
J-POPの最前線で先鋭的なギターを弾き続けています。

おいらが今剛という名前を意識したのはおそらく松田聖子の
『SQUALL』(80年)というアルバムだったかと思われます。
当時,紅顔の美少年でなおかつクレジットオタクだったおいらは,
歌謡曲系の作品のミュージシャンのクレジットは片っ端からチェックしており,
そこに見つけた今剛の名前を深く心に刻み込みました。
それより以前に,大村憲司,松原正樹,土方隆行,矢島賢,水谷公生,椎名和夫,
鈴木茂,徳武弘文,芳野藤丸といった名前はチェックしていましたが,
今剛は知らなかったので,突然彗星のごとく登場した,という印象でした。
『SQUALL』で聴ける,こなれたギターにハッとしてGood !(死語)
心に涼風がそよぎだしました。(つづく)
(変酋長)

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 2007年08月23日 11:05