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2007年06月15日
ピースサイン
今日はエイモス・ギャレットの『Acoustic Album』をBGMに書いています。
名手の中の名手の最新アルバムですが,期待通りの素晴らしい出来映え。
軽快にスウィングするギターと,あのしぶ〜いバリトン・ボイスがたまりません。
アコギなのに,あの「トコロテン」のようなギターを聴かせてくれます。
こういう作品を聴くたびに,生きてて良かったと思いますよ。
先頃来日も果たし,九州から北海道までツアーしたので,
見に行かれた方もいるのではないでしょうか。
ギター・マガジンではもちろんインタビューを敢行しました。
タイミングを見計らって掲載しますのでご期待下さい。
さてさて,今日は久々に30年来の疑問をまたひとつ披瀝したいと思います。
写真を撮られるときに,誰もがよくやるポーズにピースというのがありますよね。
ジャンケンで言えばチョキですが,これは一体いつ頃から始まったのでしょうか。
ピースサインそのものはおそらく太古の昔からあるのでしょうが,
なぜそれを写真撮影の時にするのかというのがここでの論点です。
とりあえず,WIKIPEDIAで調べてみると,恐ろしいことにちゃんと載ってます。
ちょっとここをクリックしてみて下さい。
なるほど。クリック一発。まったく便利な世の中になったもんだね。
こうして人はものを考えなくなっていくんですね。
ま,そんなことはどうでもいいとして,
その発祥から,写真撮影の時に用いられるようになった経緯まで言及しています。
これでほぼ謎は解けたようなもんですが,
おいらにはちょっと納得できない部分があるんです。
それは開始の時期です。
この記述によると,
「1980年代頃までは、子供を中心に写真撮影をされるときに
ピースサインをするのが流行した」とありますが,
おいらの記憶では,むしろピースをするようになったのは
80年代以降のような気がするのです。
まあ,原文の「80年代頃までは」という言い方が,
おそろしく幅広いので,どっかでかぶっているのかもしれませんが。
70年代にはこういう習慣は見かけなかったような気がするんですよね。
おいらが紅顔の美少年だった中高生の頃の記憶をたどってみても,
ひとつも思いあたりません。
ただし,自分の記憶力にはまったく自信がないので,
アルバムを開いてみたらびっくり仰天,ピースの嵐ということもあり得ますが。
しかし,むしろはっきり覚えているのは,
社会人になった80年代中盤あたりから,
まわりの人々がやけにピースをするようになったことです。
僕はこの現象にものすごい違和感を覚え,
背中がむずかゆくなったので,覚えているのです。
これは,おいらが生まれ育ったところにはなかった習慣かもしれず,
また,おいらが働きだした頃の周囲のひとたちが
たまたま80年代中盤からピースを実行しただけのことかもしれません。
時期のことはさておいて,なぜピースをするのかという疑問ですが,
これはWIKIに,納得できる仮説がありました。
それは
「井上順がカメラのCMでアドリブでピースサインをした
影響だとも言われている」というもの。
ホントかね(笑)。でもいい説明ですね〜。
おいらはこれを支持!
まったくの見当はずれとも思えませんしね。
おいらのように小心で引っ込み思案で内気な人間は,
写真を撮られる時にどういうポーズをしたらいいか大変困ります。
これは程度の差こそあれ,誰でも同じではないでしょうか。
そういう時のピースはまさに干天の慈雨,砂漠にオアシス,
というわけで,誰でも簡単にできるこのシンプルなポーズに
みんなとびついたのではないでしょうか。
井上順のあの親しみやすい笑顔でやられたらひとたまりもありませんよ。
ギター・マガジンでは,
ギタリストの撮影を毎日のように行なっているわけですが,
撮影の時には必ずギターを持ってきてもらうようにしています。
ギタリストというものは,ギターを持った時が一番カッコイイから
というのが最も大きな理由ですが,
もうひとつの理由として,ギタリストはギターがないと,
撮影の時にどうしたいいかわからない,という現実があるからです。
要は手持ちぶさたなんですね。
まれにギターなしで撮影することはありますが,
どうにも腰が定まらない感じになってしまいます。
しかし,公式の撮影でピースをしたギタリストは皆無だったな。
(実はひとつだけ例外がありますが)
ファッション雑誌のモデルがピースをしている写真というのも見たことないし,
今考えると,ピースというのは
基本的にはくだけた場面で用いるのだなと,気づきます。
なかなか深いもんですね,ピースというのは。
というわけで,疑問は尽きないのですよ。オッホッホ。
現在でもピースサインは立派に生きており,
誰でもここ10年のアルバムを開けば,
自分や友人がピースをしている写真を最低10枚ぐらいは発見するでしょう。
おいらはそういう自分を発見するのが恐くて,
とてもではありませんが,昔の写真を見ることはできません。
ピースではありませんが,80年代の初頭に流行した「友達の輪!!」のポーズで
当時のバンドメンバー全員が写っている写真があることは
はっきり記憶しているのですが,
これなどはもう墓場まで持って行くしかありません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 2007年06月15日 11:33















