2006年09月27日
邦題のオキテ その1
今日はシザー・シスターズの『ときめきダンシン』をBGMに書いています。
各所で話題沸騰の1stシングル「ときめきダンシン」は,
昔ながらのディスコ・チューンで,とってもグーな曲。
初めて聴いた時は,レオ・セイヤーの「恋の魔法使い」かと疑いました。
近頃,イカシた邦題のついた洋楽曲をあまり見かけませんが,
この曲は,我が国古来の伝統にのっとった
久々の“真打ち”登場だなと嬉しくなりました。
原題は「I Don't Feel Like Dancin'」です。
で,「恋の魔法使い」のほうは「You Make Me Feel Like Dancin'」。
ほほ〜,これは偶然の一致ではなさそうですね。
ちなみにアルバム・タイトルの原題は『Ta-Dah』。
タダかよ!
そんなことはどうでもいいんですが,
日本には戦前からこの方,洋楽曲に邦題をつけるという伝統があります。
洋楽はすべてジャズソングと称された遥か昭和の初期,
「月光値千金(Get Out And Get Under The Moon)」,
「私の青空(My Blue Heaven)」
「スウィングしなけりゃ意味ないね(It Don't Mean A Thing)」
などなどのタイトルがその歌とともに親しまれてきたのです。
その後も邦題は数限りなく増産されたわけですが,
おいらが本格的にロックに目覚めた70年代中期,
時代はまさに邦題の百花繚乱,
我が世の春を謳歌していました。
当時の邦題王といえば,なんと言ってもキッス!
『地獄の軍団』,『地獄からの使者』,『地獄のロック・ファイアー』,
『地獄の接吻』などなど,頭に“地獄の〜”を付けたアルバムを連発。
もうあっちもこっちも地獄だらけの運動会という感じで,
わけがわかりませんでしたが,確かにどれを聴いてもそんなイメージで,
「キッス=地獄」の方程式を確立。
バンドのイメージをがっちり固定しました。
曲で言えば「悪魔のドクター・ラヴ(Calling Dr.Love)」,
「果てしなきロック・ファイアー(Makin' Love)」などなど
秀逸なものがありました。
さて,邦題はなんのために付けられるのでしょうか?
しばらく,邦題の名作を振り返りながら,
この問題を考えてみたいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:18















