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2006年06月23日

ふたつのユーミン その3

今日はジョニー・サンダースの
『アフター・ザ・ドールズ1977-1987』
をBGMに書いています。
ニューヨーク・ドールズ脱退後の音源の編集盤ですが,
あの名盤『L.A.M.F』からの曲が大半とあって,ゴキゲン(死語)です。
しかし,このギターの音のよさ。
こういうカッコイイ音はどうやったら出せるんでしょうね。
思わず弾きたくなってきました。

さて,昨日の続きです。
週末が締め切りだというのに,カレンダーを見たら,
どうしても埋めなくてはという脅迫観念にかられて書いています。
そう,締め切りと強迫観念が人を原稿に向かわせるのです。
ああ……むくわれたい……。

岡崎友紀の「Do You Remember Me?」は
オマケみたいなものだと昨日書きましたが,
こういうことを考えると,すぐその他の類似ケースを思いつくのが悪いクセ。
ふと,小林麻美の「雨音はショパンの調べ」が思い浮かびました。
なに? 小林麻美を知らない? 
おいらの知る限り,70年代のアイドルでこれほどの美人はいませんでした。
かわいいとか,きれいとか,愛嬌があるとか,
いろんな表現で語れるアイドルはいくらでもいましたが,
「美人」のひとことで言い表せる人はごく稀,
その中の最高峰は小林麻美であると断言できます(きっぱり)。
……お父さんにも聞いてみてください。

歌手としては大成しませんでしたが,女優業もこなし,
モデルとしても一世を風靡しました。
84年にガゼボの「I Like Chopin」をカバーして,それがなぜか大ヒット。
美人は得です。
この曲は未だにそこら辺のドトールとかでも流れているので,
知っている人も多いでしょう。

しかし,小林麻美の真骨頂はやはり70年代です。
72年に「初恋のメロディー」という筒美京平作曲の超名曲でデビューし,
「落ち葉のメロディー」,「アパートの鍵」,
「恋のレッスン」,「ある事情」などのシングルを出しました。
しかし,大半の曲が筒美京平作であるにもかかわらず,
正直言って鳴かず飛ばずでした。

今思えば,71〜73年というのは,いわばアイドル・ベルト地帯。
天地真理,南沙織,アグネス・チャン,
山口百恵,桜田淳子,キャンディーズなどなど
正当派アイドルがこぞってデビューし,
センセーションを巻き起こしていた時期で,
美人ではあったが,なんとなくお姉さん系で音程も微妙な小林麻美は,
すっかり埋もれてしまったのではないかと思います。

当時,『はっちゃきマチャアキ』だかなんだかというタイトルの
堺正章をメインキャラにしたバラエティ番組があり,
(カックラキン大放送の前身?)
そこに毎週,小林麻美が歌うコーナーがありました。
当時はなぜそんなコーナーがあるのか不思議でしたが,
今考えると所属事務所が田辺エージェンシーであったからだろうと
合点がいきます(堺正章も同事務所)。
そこで聴いた「初恋のメロディー」の甘い美メロと
あの途方もない美貌は忘れようとしても忘れられません。
おいらの記憶ではシングル3枚分ぐらいまでこのコーナーはありました。

ここでもう一度シングルのタイトルを繰り返しておきます。
「初恋のメロディー」「落ち葉のメロディー」「ある事情」
「アパートの鍵」「恋のレッスン」……
タイトルだけ見ても,小林麻美が
ちょっと趣きの変わったアイドルだということがわかるでしょう。
これは桜田淳子や天地真理ではありえません。
まさに「恋のレッスン」な感じ,「ある事情」な感じの
美人アイドルが小林麻美という人でした。
クラシックでいえば,ラフマニノフな感じというか,
ドビュッシーな感じというか。
だからどうしたという話ですが……。

060623_1509~01.JPG


え,ユーミンの続きはどうしたのかって?
すっかり忘れていました。
それはまた来週。
明日はTOKYOギター・ショーに行ってきます。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 2006年06月23日 14:26