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2005年12月27日

人のリフ見て我がリフ直せ

誰かがこんなこと言ってましたね。

それはさておき,リフというのはギターを志す者にとって
計り知れない魅力を持つものだと最近改めて実感しました。
CMでもよく流れているフランツ・フェルディナンドの
「ドゥ・ユー・ウォント・トゥー」を
次号のスコアで取り上げてるんですが,
聴いた途端に思わず弾きたくなるリフがあります。
この曲が入っている
『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』という
長ったらしいタイトルの最新アルバムは,
ギター・リフを中心とした曲が多い,近頃珍しいアルバムで,
思わず弾いてみたくなるリフが満載されています。
リフのパターンなんてもう使い果たされ,
いいものは望めないんじゃないかと思っていたおいらには衝撃でした。
これでも長いこと生きてギターを弾いているので,
古今東西のリフというリフを聴いてきたつもりでした。
それでも,あるとこにはあるんですね。

ギター・マガジンでも創刊以来,
幾度となくリフ特集をやってきました。
その中で取り上げたリフを列挙してみれば,
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「デイ・トリッパー」
「ホール・ロッタ・ラヴ」「ブラッグ・ドッグ」
「クレイジー・トレイン」「asayake」「ブラウン・シュガー」
「ウォーク・ディス・ウェイ」「闘牛士」
「アームド・アンド・レディ」などなどキリがありません。

しかし,近年はこういう特集自体が成立しない状況なんです。
なぜなら,これといったリフがほとんどないから。
あっても,特別にマニアックな音楽であるとか,
どっかで聴いたことのあるものや
昔の曲の焼き直しにしか思えないものが多い。
いやいや,見るべきところを見ればたくさんあると
お叱りをうけるかもしれませんね。
そんな中,フランツのリフはおいらには新鮮だったのです。

おいらもギタリストのはしくれですが,
いいリフを弾くと,心が躍るんですよね。
そして,ますますギターを弾くのが楽しくなる。
あの気持ち良さは弾いたものでないとわからないと思いますが,
「クレイジー・トレイン」とか「ホール・ロッタ・ラヴ」とか
1時間ぐらい弾いてても飽きないかも。
60〜70年代にはそんな気持ち良いリフがわんさとあって,
それを弾きたいがためにギターを手にした人も多かったでしょう。
いいリフを弾くバンドがもっと増えれば,
自然にギター人口が増えるってのがおいらの持論なんですが。

なんでいいリフを弾くと楽しいんだろう。
これは不思議ですけど,ちょっと前に
本誌のインタビューでトライセラトップスの
和田唱さんが語っていたことが印象に残っています。
いわく「リフに言葉を乗せるとグルーヴが出るんですよ」と。
なるほどなと思いました。

このグルーヴを味わいたくて,僕らはリフを弾くのでしょう。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 2005年12月27日 16:51

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