ジム・オルーク / Jim O'Rourke プロフィール

1969年,イリノイ州シカゴ生まれ。10代で現代音楽、即興演奏に目覚め、13歳でデレク・ベイリーに出会う。1989年にファースト・カセット『Some Kind Of Pagan』をリリースするとともに英独にしばしば渡り、エディ・プレヴォー(AMM)、デイヴィッド・ジャックマン(オルガナム)、クリストフ・ヒーマン(HNAS)などの知遇を得、彼らの作品に演奏、録音で参加。
1994年にガスター・デル・ソルに、またいくつかのグループへの参加を経て、ジョン・フェイヒィ、ファウストのプロデュースを担当する一方で、アメリカーナを再解釈した97年のソロ作『Bad Timing』、近作に至るポップ・ソングの起点となった99年の『Eureka』、再評価著しい『Insignificance』(2001年)などでポップ/ロック・フィールドにもその名を知らしめる。
ソニック・ユースのメンバーとしての活動を経て、2006年に日本へ移住。若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008年公開)の映画音楽を担当。坂田明、灰野敬二とのコラボレーション始め、前野健太、石橋英子の諸作をプロデュース。石橋英子、須藤俊明、山本達久、波多野敦子を核とする自身のバンドを結成し、ソロ名義では2009年の『The Visitor』以来となる新作『Simple Songs』を2015年5月15日に発表した。